「蒼依?」

「『百聞は一見にしかず』だよな…」

何かつぶやいたみたいなんだけど、

声が小さくて聞き取れなかった。

「蒼依? ごめん。聞こえなか…きゃあっ!?」

蒼依が近づいて来たかと思ったら、
首筋にキスを落とされた。