記憶 ―流星の刻印―



私のせい…?
あれ?そうかしら?
…私のせいなのかしら。

違うわよ…。
私は何も知らされてない。
知らない私が罪なのかしら。


でも…多分、
意図的に隠されていた。

母さんが私に、
『普通の生活をおくらせてやりたい』と、そう願ったからかしら…

それでも…
あまりに、これは……


「…ごめんね、揚羽ちゃん。一回、旅は中断して貰うわ…。これから、龍の巫女様の元へ帰って貰うわ…?」

花梨さんはそう言った。
もう有無を言わさずの決定事項だと、その話し方で分かった。


私は、左肩を触った。

もう…、
ババ様がくれた肩当ては無い。


「……どうなっているの?全然…。ここ数日で…私…、私…」

言葉が見付からない。

何から聞けば良いのか、
どう聞けば正しいのか…。


負けん気が強い、
自信たっぷりの普段の私。

もう…、居ない。
これまでの私は、もう居ない。


「……全部、分かるように説明してよ…。ちゃんと理解するから…。全部…受け止める様にするから!!」

「…揚羽ちゃん」

「――…隠さないでよっ!!」

皆は知っている。
だけど、私は知らない。
私自身の事なのに…?

おかしいじゃない…