「…とか言いながら携帯差し出す辺り結構素直ですね」

カインがクスクスと頬笑みながら喋った。

ホワイトは携帯を取ると、どこかにかけて、電話を人和に投げ渡した。

「えっ? なに? どこにかけたの?」
≪はい、救急です。事故ですか?火事ですか?≫

「ちょっ!!おまっ!何かけてんだよ!!」

「じゃぁあとは任せたわ~」

そう言うと3人は散り散りに夜の闇に消えて行った…。

「…分かりません。なんか…人、倒れてます…」

…でも、なんか解放されたのかな…

これで、明日からは普通の日常が始まるんだよな…

ピーチは可愛かったが、男だし…。

もう全部、夢だったッて思いたい。