「ちょっと勘弁してよっ!また同じこと繰り返しになるから!!」

人和は耳元で囁いた。

「うぅーー…」

コクコクとピーチは首を縦に振る。

「え~と、可愛いってことは…その女装と力に関係性は…」

「…あるわけないじゃん」

「そうね。無いわね。変身はあくまでイメージの具現化だけど、変身してなくても強いわ…」

「…え?そうなの?強いの?なんで変身してんの?しかも女装で…」

「可愛いから」

2人の声が再びハモる。

「あぁ~そうだよね…」

『ダメだ…。こいつら何か根本がおかしい…とりあえず女装はもうこいつらが変だってのでOKだろ…深い理由はなさそうだ…』

「え~とその異常な力は…?ピーチは魔法がつかえるんだよね?えーと…ホワイト?も使うの?」

「え?使えないわよ」

「え?そうなの?あ、戦士だからか…その辺は一応考えてんのか…」

「違うわよ。そのチビも使えないわよ」