『話があるから、ちょっと出れない?』 親友のサクラからの呼び出し。 何事かと思いながら待ち合わせ場所に急いで向かう。 指定された場所は近くの海。 砂浜がどこまでも続いていて、月明りで水平線がよく見える。 星が、降り注いできそうに綺麗に輝いていた。 「ごめん!待った?」 「いや、今来たとこだよ。」 「良かったぁ。」 そう言いながら、サクラは よいしょ っとあたしの隣りに座った。