そう言って 勇輝は
アタシに背を向けて
行ってしまった。

アタシの言葉を
何も聞かずに。

アタシはさっき
何を言おうと
したんだろう…。
自分でもわからない。


心は悲しくて悔しくて
泣いてるのに、頬に涙が
流れることはなかった。