堕ちても君と

バチッ







「うわっ!?」







ルカが触れた部分から聖気が放たれ、ルカの手を弾いてしまった。






「あっ…すみません…」







オロオロとしていると、ルカが再び私の手を取った。







今度は聖気に負けじと強く手首を握るルカ。






浅黒い肌が焼けただれてきているのに、それでもルカは手を離そうとしなかった。







「あの…大丈夫?」







歯を食いしばっている彼に問う。