秘密のMelo♪y⑥*イギリス編*


「…………は?」


気…。


やっとの思いで言葉を発した様子の真裕。

辛うじて見えた顔は真っ青だった。


「…っう…っ」


「!」


ヤバイ…かも。


咄嗟にそう思って、力の入らない腕でなんとか真裕を立ちあがらせ、数歩歩けばある洗面台へと半ば引きずるように連れて行った。


「うっ…え…っ…ごほっごほっ…」


それとほぼ同時。


間に合ったか…。


「はあ…っぐ…っ」


むせ返る真裕の背中をひたすらさすり続けた。



しばらくそうしていただろう。

息は荒いながらもようやく落ち着いてきた様子だった。


「は…っはぁ…」


相変わらず背中をさすりながら顔を覗き込む。


「どうした急に…大丈夫か?」


「ん…わかんない…」


昨日までは時々顔色は良くないものの、いつも通りヘンだった…いや、元気だったのに。

ぐったりして今にも倒れそうな真裕をなんとか抱きしめて支えた。

なんとも情けないことに、今の俺では真裕一人支えていることもままならない。


「かっく……ぐわんぐわんする…」


助けを求めるような声で呟いたかと思うと、一気に足の力ががくんと抜けた。