「安静にしてるって言ったんだけど…なんか問題あったかしら」
「問題があるのはどっちかってーとその後だ」
「その後……あたくしなにか言いまして?」
「…ハア……」
きゃーやった!
許可出た! これ、許可! みんな分かる?
これ「ったくしょうがねぇな…」の略なの!
「ん。おいで」
「うん❤」
バサッと布団をめくってそう言ってくれたかっくんの胸に飛びこんで、実はちょっとだけ気分が悪かったのですぐに目を閉じた。
「…夜はあれで寝ろよ…」
「ん…わかった…」
ああ…落ち着く。
この人に抱きしめられてると…なんだろう。
まるでお母さんのお腹の中にいるかのような安心感。
…いや違うな。
なんだろう…こういうのなんていうんだろう…。
「…あれかな。一言で言うなら……愛。……とか」
「…そうなんじゃねぇの」
「なにもそんな心底呆れ返らずとも」
だって本当に、言葉が見つからないのよ。
冗談抜きで、これは愛だわね。
うん。決定。
無理やりそう決めて、かくんと力を抜いた。
もたれかかるかっくんの胸の温もりが伝わると同時に、愛しさがこみあげてきて。
「おやすみ…」
そう言って、意識を手放してしまうしかあたしにはもはやできなかった。

