秘密のMelo♪y⑥*イギリス編*


そういえばこの人怪我人!

めちゃめちゃ現役で怪我人!

しかもついこの間まで昏睡状態だった人なんですけど!


「大丈夫!?」


おろおろしながら体中ぺたぺた撫でまわすあたしを、かっくんはじっと見つめていた。


「どこいたいの? ここ? あ、こっち? …てかそういえば怪我してたのはどこ?」


「…まお」


「え? …!」


……は…。


「…っんぅ…」


「はあ…。なんとなく久しぶり…」


なぜだか満たされたような満足げな声色で、思いっきりあたしを抱きしめるかっくん。

そういえば…あたしがずっとくっついてただけで、ぎゅうはあんまりしてもらえてなかったっけ。


それに…ほら。

ちゅうだって…。


「かっくんもっかい」


しっかとかっくんをつかまえてそうお願い(聞きようによっては命令)すると。


「…お前が妊娠してて助かったよ…」


ハアァ…と大きくため息をつきながらも、とても優しく唇に触れてくれた。


あたしにとっては、二、三ヶ月ほどが一年にも二年にも思えていて。

だから…懐かしいほどのその感覚に、体の芯から痺れそうだった。


「ね…。次は二週間後なんだ。一緒に行こうね、すぐそこだから」


「検診?」


「うん。もうその頃には、そこまでなら歩けるよね?」


「ああ…」