そういえばこの人怪我人!
めちゃめちゃ現役で怪我人!
しかもついこの間まで昏睡状態だった人なんですけど!
「大丈夫!?」
おろおろしながら体中ぺたぺた撫でまわすあたしを、かっくんはじっと見つめていた。
「どこいたいの? ここ? あ、こっち? …てかそういえば怪我してたのはどこ?」
「…まお」
「え? …!」
……は…。
「…っんぅ…」
「はあ…。なんとなく久しぶり…」
なぜだか満たされたような満足げな声色で、思いっきりあたしを抱きしめるかっくん。
そういえば…あたしがずっとくっついてただけで、ぎゅうはあんまりしてもらえてなかったっけ。
それに…ほら。
ちゅうだって…。
「かっくんもっかい」
しっかとかっくんをつかまえてそうお願い(聞きようによっては命令)すると。
「…お前が妊娠してて助かったよ…」
ハアァ…と大きくため息をつきながらも、とても優しく唇に触れてくれた。
あたしにとっては、二、三ヶ月ほどが一年にも二年にも思えていて。
だから…懐かしいほどのその感覚に、体の芯から痺れそうだった。
「ね…。次は二週間後なんだ。一緒に行こうね、すぐそこだから」
「検診?」
「うん。もうその頃には、そこまでなら歩けるよね?」
「ああ…」

