秘密のMelo♪y⑥*イギリス編*


その俺の予感は大当たりで、本邸を出るよりも前にカメラが押し寄せてきたのである。



―ピンポンピンポンピンポン


―ドンドンドンッ



『あの声明は本当ですか!?』


『楓さんはいらっしゃるんですか!』


「…………なんすかこれ」


「…す……すみません…」


「さっきなにしたんです? それが原因でしょ」


「えっと…」


めちゃくちゃ小さくなりながら、いじけた真裕とそっくりな表情でお義父さんは白状した。


「はあ? 俺の安否を発表した?」


「ご、ごめんなさい…。だってお仕事するにはねえ…? その方がいいかと思ったんだよう…」


「あ? だからって急になにしてくれてんすか。大騒ぎじゃねぇか」


「す、すみません…」


チッ…。めんどくせぇ。

わざわざそんなこと言わなくても、そのうち知れるっつーの。


「困ったねぇ…バイオリン、買いに行けないねぇ…」


「バイオリンじゃねぇだろ。…………じゃ、ないでしょう」


「無理やりΣすっごく無理やりΣ」


―…
――
―――


…って、わけだ。