秘密のMelo♪y⑥*イギリス編*


必死で笑いをこらえている様子のお兄ちゃんから食事を受け取り、もむもむと口にした。

そおねっ。スープならいけるわ。


「食べないの」


「……本当に、思いつめんなよ?」


「……」


あれ。

かっくん、真剣。


「…なにが?」


「学校のこととか…気にしてんだろ?」


「……ああ、なるほど!」


そっかーそれかー。

なんかもやもやしてると思ったら、それか!


さすがはかっくんだ。

あたしよりあたしのことを分かってる。


「なんかあっても守ってやるよ。だから考えすぎるな?」


「うん…❤」


守ってやるだって…❤

お前のことは、俺が一生守るぜ(キラーン)だって…❤


「そこまでは言ってない」


すてき!!

さすが!!

愛して…。


「お前じゃなく子供の心配してんだよバカ」


「……ふっ。信じていたわ。あなたはそんな人だ…ってね…」


そうよ、そうなのよ。

滅多と甘い言葉を囁いてなどくれないこの男が、お兄ちゃんのいる前でそんなこと言ってくれるはずがないのだわ。

ほら、こう見えて照れ屋だから。