秘密のMelo♪y⑥*イギリス編*


実際のとこ大丈夫なんかではない。

俺のせいでだいぶ…無理をさせた。

おかげで切迫流産しかけたらしいし、体調もずっと悪かった。

このところようやく悪阻が落ち着いてきたばかりだ。


それをへらへらしながら「大丈夫」なわけはなかろうに。


「ほらー、この人の子なんだからアホみたいにしぶといに決まってるじゃん❤」


「アホで悪かったな」


ニコニコ言う真裕に文句を言いながら、久しぶりに藤峰の自家用機に乗り込んだ。

…気のせいだろうか。

中がどうも派手になっている気がする。


設計はお義母さんの趣味とか言っていた気がするが、そこへ明らかにあの義父親の趣味が盛り込まれている。

今まで華やかながらもどこか落ち着いていて…よかったのにな。

かわいそうに。真琴さんも。


「む? なんだね?」


「いえ…別に」


…本当に、なにがよくて結婚したんだろうか。

一般家庭の女性だったと聞くが…。

誰がどう見てもすごくいい人だったし、こう言っちゃなんだが金目当てとかではないだろうに。


…まあ、この人にもあるってことだな、なにか。

あるんだろうが……。


「ああっ。僕のバナナがないっ」


「あーそれ来るとき食べた」


「なにいっ」


「てかさ、あったって一ヶ月経ってるんだから食べられるわけなくね?」


「……それもそおだ」


…とてもそうは見えない。