桜がハラハラと私の手の内に舞い降りる。


私はそれを一生懸命キャッチしようと手を伸ばす。

『取れないや…。』

後ろから誰かがやって来た。

スゴく着崩している制服のリボンは綺麗に結ばれている。

髪の毛はどんなシャンプーを使ってるのか分からないけど彼女の髪の毛からは甘い匂いが漂う。