クラスのムードも 少し良くなり、 みんなで昼食を食べ、 ボーリング場へと向かった。 「沙羅、一緒にやろう」 愛美も賛成してくれて、 3人で一つのレーンを使って ボーリングを始めた。 ふと周りを見渡すと、 楽しそうなクラスメート。 …どうしてだろう。 このクラスに対して感じていた 変な空気。 今は、感じない。 「真由?どうしたの? 次は真由の番だよ!」 「あ、ごめんごめん」 ボールを手に取って、 ストライクを狙って投げた。