「開けて良いわよ」 そう言われて長く閉じていた目を開けると自分とは思えない姿が鏡に映っていた。 「どう?私の腕すごいでしょ」 「びっくりです」 本当にびっくりするくらい変わっていた。 長く伸びきった髪は 綺麗に切りそろえてあって 丁度良いセミロングになってる。 そしてびっくりしたのが 何時間前の真っ黒の冴えない髪から、綺麗に薄い茶色に染められていて明るい雰囲気が出ていた。 「すっごい変わったでしょ」 「はい!本当にありがとうございます」