案の定寝てしまった私。 「さっ、地味子ちゃん寝てないで次行くわよ」 「はっ…はい」 急がされて私は慌てて立ち上がった 次に連れて来られた椅子の前には汚れ一つ無い鏡があって濡れた髪をタオルで巻いたいつもの地味な私が移っていた。 「はぁっ」 思わずため息がつく そこでまりやさんの声が聞こえた。 「私が可愛く見違えるくらいにしてあげるからため息つかないで目瞑ってなさいよ」 信じてみようと思い、気づいた時には頷いてた。