「家まで送るよ。」


都川くんは優しく笑って、
先に足を進めた。

私はそれに黙ってついていく。


私も、都川くんも、
何も話さなかった。

そんな雰囲気じゃなかったんだ。


都川くんについていくと、
ほんの5分で私の家についた。


意外と近くだったんだ…。