ようやく落ち着いて、
自分の置かれている状況を
冷静に考えることができた。


わっ、私、何してるの?!
いや、何されてるの?!


都川くんの、筋肉が程良くついた腕にすっぽり包まれている私。


こっ、こんなとこ、
学校の誰かに見られたら……



大変だっ!!



私は、都川くんの胸を力いっぱい押した。