もっと早く‥

久しぶりに帰った実家。







何も変わっていない。







自分の部屋に入ると兄がいた。





「あれ、紗夢。帰ってきたのか?」


「…。」




私は荷物を置き、兄に背を向けた。




「紗夢、おいで。」


「…。」





私には幸せは似合わないのかもしれない。






私は泣くのを我慢し、兄に抱かれに行く。







幸大、ごめんね。