もっと早く‥

私は恐る恐るドアを開けた。







トイレから出ると幸大が私を見下ろしている。







私も幸大を見つめた。







幸大は優しく私の頬に触れた。







「本当に紗夢‥?」





私はコクンと頷いた。





ごめんね‥。






嘘ついてて‥。






恨んでるよね‥。ずっと騙していたんだから。







私の頬を伝う涙は幸大の手で拭われた。