もっと早く‥

その日の夜、俺は幸大と居酒屋にいた。





「よ。」


「今日はヤスの奢りな。」


「またかよ。」


「フッ。最近お前機嫌いいじゃん。何かあったか?」





やべ。





「まぁ‥な。」


「…。」





幸大は俺を真っ直ぐ見つめた。






「早く飲もう飲もう。」






俺は適当に注文し、煙草に火をつけた。






「ヤス。」


「あー?」


「女か?」


「ぶぐっ!!!」


「図星か。」





俺は煙草を落としそうになる。