もっと早く‥

「紗夢‥。でもどうして幸大とは結ばれないんだよ?お前ら両想いじゃん。」


「‥ヤス、私ね―――――――――」







私は私の体のことを話した。







実の兄に小学生の頃抱かれ、妊娠できない体になったこと。








高校のときまで毎日のように抱かれていたこと。








「そんなっ!!!」


「だから、幸大とは結ばれない。結ばれてはいけないの。」


「んなこと関係ねぇよ!」






ヤスは立ち上がり怒鳴った。






私はヤスを見上げた。







「お前はお前だろ?」


「ヤス‥。」


「子供できなくったって、幸大はそんなこと気にしない奴だろ!」


「…。」


「紗夢と一緒にいられたらそれでいいって、あいつも思ってるはずだ!」