もっと早く‥

――――――‥


みんな解散した後、私は自分の部屋にいた。





コンコンとノックがした。





「‥はい。」





入ってくる人は一人しかいない。





「紗夢。」





3つ上の兄。





兄は私のそばに来て笑った。






「紗夢、おいで。」






兄が私の手を取り、ベッドへ誘導する。






「紗夢。生理終わったろ?」






コクンと頷くと兄はニヤッと笑った。






そして私をベッドに押し倒した。