ごめんね、誠也。 いつも、あなたばかりが苦しんで 私だけ幸せにしてもらって…。 私はあなたに、最後まで 何もしてあげられなかった。 ……これからは、朋恵さんに たくさん幸せをもらって たくさん幸せになってね…。 私は、そんな事を思いながら 再び桃色の空を見上げた。 だけど、……そこは もうすでに、グレーの夕闇が 桃色の空を、 飲み込んでいた………。