―――― 『わあ…見て、あの空の色。 綺麗ね。桃色だよ。 私の心の中と、同じ色』 『美沙の心の中?』 『そうよ。誠也を好きな気持ちは きっとこんな色なのよ』 『なんだよ、…それ。 気持ちに色なんて…』 そう言って彼は照れくさそうに笑うと そっと優しいキスをしてくれた。 ―――ねえ、誠也。 私の心の中は、今も、桃色なのよ…。 今日の空は、あの日と同じ色だね…。