「………ううん、いい…」 私が首を振ると 彼は露店に近付いていき 座って私達を見上げるお姉さんに 「これ、下さい」 と告げると、ハートの形のネックレスを手に取った。 ……朋恵さんに…あげるのかな。 うん、…彼女に似合いそう。 私はスッと目を逸らすと 桃色に染まる空を見上げた。