美沙に対する、この狂気に近い 愛情が 俺をおかしくしている。 愛して止まない想いと 憎くて許せない想いが 心の中でせめぎ合う。 美沙…、俺は、どうしたらいい? 君は、どうしたいの…。 「ん…、はぁ…」 彼女の口から漏れ出す吐息が 耳に響くと それが更に俺を惑わせる。 ねえ、美沙。 このまま溶け合って 許し合って 愛し合って ………何もかも、 なかった事にしようか……。