――――美沙…… 愛してる…。 正常じゃ、いられなくなる程に――― 俺は、逃げだそうとする彼女を 腕に捕らえると そのまま、彼女の唇を奪った。 もう、…限界だった。 美沙と会う度に 押し込んで、耐えて、 堪えてきた、想い。 美沙に触れたい。 美沙を再び俺のものにしたい。 どうしてあの時、 彼女を手放したりしたのたろう。 笑って許せたなら 今も君は、俺の側で笑っていたのに。