―――泣きながら走り去る 美沙の後ろ姿を見ながら 俺は拳を強く握りしめていた。 彼女が俺の親友の剛志と 関係を持った時の事を 今でも強く覚えている。 俺は彼女を許せなかった。 もちろん、今でも、 ………許せずにいる。 俺の心は…あの日から 立ち止まったままだ。