ボンヤリと行き交う人達を眺める。 …私、一体何がしたいのかな…。 「…お待たせ。美沙」 ふと声をかけられ、 身体がビクリと反応する。 「…誠也?……どうして。 今日は、早いのね」 私が驚きながら言うと 誠也はニコリと笑って 「…窓から…見えたから。 残業になる前に逃げてきた」 と、言って私の前の席に座った。