――――「じゃあね、美沙。 気を付けて帰って」 中華を食べ終わると私を真っ直ぐ駅まで送り、頭をポンポン叩いて 誠也が優しく言う。 ………帰りたくない。 誠也と朝まで一緒にいたい。 私は誠也に抱き付いて 彼の胸に顔を埋めた。 「………美沙、離して」 彼が困った声で言う。 私は頭をふるふると振って 抱き締める腕に力を込めた。 「美沙、ダメだよ、離して」