キケンなモトカレ《君を壊したい》


そのままタクシーで誠也のマンションまで来ると

彼は玄関に入った瞬間に

私の唇に唇を重ねてきた。


「…美沙、……いい?」

彼の言葉に、ドキリとする。

「…え」

…まだ、こんな時間…だよ?


それに、誠也、仕事は…。


「…俺の言うこと、聞くんじゃなかったの」


「え、だってあれは…」


話し始めたばかりの私の唇に再び彼の唇が重なる。


「…美沙、俺の…ものだから。

もう…他のヤツを……見ないで」


……!

そんな、事……、今さら…。


何であの時に言ってくれなかったの……。


誠也にこうして言われたくて

強く求められたくて…

私……。