「美沙が好きなのに結婚したら 朋恵がかわいそうだろ。 …講義終わったの? ……行くよ」 …え…。 私の手を引いて歩こうとする彼を クッと引っ張り止める。 「ち、ちょっと待って。 あの、私、今…」 誠也は私達を唖然としながら見ている彼に チラリと目を向けた。 「ああ、そうだった。 あの、美沙は俺のだから ……ごめんね?」 「は…?」 彼は驚いて固まっている。 「そういう事だから。 今後、近付かないで」