キケンなモトカレ《君を壊したい》

―――

逃げても…捕まえる…。


そんな事…出来るはずがない。


今の俺達には………。




昔の事を思い出しながら

俺の腕の中で静かに寝息を立てる

彼女を見つめる。


朝になったら…美沙はもう

手の届かないところへ

行ってしまう。


彼女の頬にそっと触れながら

このまま朝が来なければいいと

………思った。