「美…沙……」 彼女の首筋を唇でなぞりながら その身体に思うままに 触れていく……。 その柔らかさも、彼女の反応も、 何もかもが、変わらないまま 俺の腕の中にあった。 ……今だけ…、今夜だけ、 あの頃に戻って 君を愛しても、……いいか? 今日で君は、俺のもとから 消えていく。 何もかもを 終える時が やってくる。 「…誠…也」 切ない声で俺を呼ぶ、 そんな君の声を 二度とは聞けなくなるんだ。