「…おはよ」 「おはよう、咲空。 誕生日おめでとう」 「…どうも」 「もう〜相変わらずリアクション小さいわね」 学校へ着くと、友人たちが口々にお祝いの言葉をかけてくれる。 けど当の本人、桐谷咲空はまったくもって、嬉しくない。