外は寒くて、息が真っ白。
澄んだ冬の空気の中で輝く、満月の光の下にハギがいた。
真っ白なふかふかのダウンジャケットを着てる。
「そんなカッコじゃ、風邪引くよぉ」
振り返ったハギに、手招きされる。
私は、パジャマのまま。
コートを羽織るのも、忘れてた。
家を駆け出してきたけど、外に出て、
ハギのこと見たら、足が止まった。
ゆっくりしか、足が進まない。
「早く、コッチおいでよ」
また、手招きしながら、笑った。
その笑顔を見て気づいた。
これが、切なさ?
この涙は、切なさなんだ。
あと3歩。
小さな歩幅の足元から、顔を上げる。
「っわぁ!!」
まだ少し遠かったはずのハギが、目の前に居た。
「チィちゃん。・・・・大好き!!」
抱きしめられたまま、耳元で囁かれた。
動けないよ。
ハギのあったかい息がかかる耳から、全身が熱くなっていく。
涙は、流れ続ける。
ハギの真っ白なダウン。
染みついちゃわないかぁ・・・なんて、考えちゃう。
あったかいなぁ。
ギュッてされた腕の中は、とても心地がいい。
澄んだ冬の空気の中で輝く、満月の光の下にハギがいた。
真っ白なふかふかのダウンジャケットを着てる。
「そんなカッコじゃ、風邪引くよぉ」
振り返ったハギに、手招きされる。
私は、パジャマのまま。
コートを羽織るのも、忘れてた。
家を駆け出してきたけど、外に出て、
ハギのこと見たら、足が止まった。
ゆっくりしか、足が進まない。
「早く、コッチおいでよ」
また、手招きしながら、笑った。
その笑顔を見て気づいた。
これが、切なさ?
この涙は、切なさなんだ。
あと3歩。
小さな歩幅の足元から、顔を上げる。
「っわぁ!!」
まだ少し遠かったはずのハギが、目の前に居た。
「チィちゃん。・・・・大好き!!」
抱きしめられたまま、耳元で囁かれた。
動けないよ。
ハギのあったかい息がかかる耳から、全身が熱くなっていく。
涙は、流れ続ける。
ハギの真っ白なダウン。
染みついちゃわないかぁ・・・なんて、考えちゃう。
あったかいなぁ。
ギュッてされた腕の中は、とても心地がいい。


