車のガラスを叩くと、大きく広げた歌詞カードで隠れていた顔が見えた。
…ドキン!!!
車を降りた彼は、眩しそうに目を細め、太陽に手をかざす。
…ドキン!!!
なに!?
私の心臓が今まで経験したことの無い音をたててる。
アツイのは太陽のせい?
うわっ!絶対こっち来るよね!?
どうしよう…
「チィちゃん」
考える間もなく呼ばれてしまった。
この音はバレないよね?
精一杯の笑顔を作って振り返る。
「コレ、萩倉 隆志」
「ハギ、こっちチィちゃん。岡 千里ちゃんね」
釘付けだった。
「宜しくね。チィちゃん」
差し出されたおっきな手。
元気な笑顔。
少し細めな一重の目。
こういうの切れ長の目って、言うのかな?
「初めまして。萩倉くん」
一層早く大きくなる鼓動。
握手する手から、バレちゃうんじゃないかと思うと、余計に大きくなる。
「オレは、知ってたよ」
そう言うと、ギュッと強く握って、賑やかな話し声のする方へ行ってしまった。
理解不能の私をそのままにして…
…ドキン!!!
車を降りた彼は、眩しそうに目を細め、太陽に手をかざす。
…ドキン!!!
なに!?
私の心臓が今まで経験したことの無い音をたててる。
アツイのは太陽のせい?
うわっ!絶対こっち来るよね!?
どうしよう…
「チィちゃん」
考える間もなく呼ばれてしまった。
この音はバレないよね?
精一杯の笑顔を作って振り返る。
「コレ、萩倉 隆志」
「ハギ、こっちチィちゃん。岡 千里ちゃんね」
釘付けだった。
「宜しくね。チィちゃん」
差し出されたおっきな手。
元気な笑顔。
少し細めな一重の目。
こういうの切れ長の目って、言うのかな?
「初めまして。萩倉くん」
一層早く大きくなる鼓動。
握手する手から、バレちゃうんじゃないかと思うと、余計に大きくなる。
「オレは、知ってたよ」
そう言うと、ギュッと強く握って、賑やかな話し声のする方へ行ってしまった。
理解不能の私をそのままにして…


