☆恋愛革命☆ずっと一緒に居たいヒト

やっぱり泣いちゃって、恥ずかしくて、顔あげられないよ。

「・・・それで?全部言っちゃいなよ。残しておくと、それがまた大きくなっちゃうよ」

背中をさするハギの手に、促されるように、私は話を続けた。




それから、私の家に帰り、お父さんを含めて話し合い。

私が、経緯を一通り話すのを黙って聞いてくれた。

『それで、千里はどうしたい』

『別れる』

迷いはなかった。

彼のあの答えを聞いたときから、私の気持ちは決まってたんだ。

もう、顔も見たくない。

『そういうことだから。明日中にアパートの君の荷物全部持っていってくれ』

なにか言おうとする彼に、

『帰れ!!!』

彼を睨み付けたまま玄関を指す、お父さん。

私の手を握ったまま、涙を流す、お母さん。


私は、その光景を今でも鮮明に思い出す。


彼は最後まで私に隠し事をしたまま、出て行った。




   浮気をして、その相手に赤ちゃんができたってこと。




次の日。

私は部屋の解約の電話をした。

新しい生活を始める予定だった日に、私は、荷物を全部引き上げた。