太陽が昇るのを、見ながら、奥底に隠していたコトを思い出す。
思い出すたびに、涙がでちゃうイヤナコトなのに、今はなんだか穏やかな気持ち。
私の頭を優しく撫でてくれてる、ハギの手温かさのおかげなのかな?
「もう、4年前になるかな・・・」
いつの間にかに、話し始めてた。
私が21歳の夏。
それまで4年間付き合っていた人との同棲が決まった。
勿論、お互いの両親に挨拶を済ませ、結婚前提で。
彼は不規則な仕事だったから、部屋を決めるのも、家財を買い揃えるのも、全部私がひとりでやったんだ。
部屋が整っていよいよ、明日が入居っていう夜。
『・・・やっぱり、母さんから離れられない』
私は、明日から使うために食器を洗ってた。
気に入って買ったペアのグラス。
入居した日に、二人で乾杯しようねって、買ったグラス。
・・・・割れちゃった。
『でも、ここに住むことは了解済みだよね?お母さんも、カズも』
そこは私の実家に近い場所で、彼の家までは2時間くらいかかった。
だから、最初に全部話し合いをしたのに。
『なんか、今になって怖くなってきて・・・』
信じられなかった。
訳がわからなくなってきて、涙が止まらなかった。
私、あんなに頑張ったのに。
今までしてきたこと、全部を否定されたような気分。
『私とお母さんと、どっちが大切?』
聞いちゃいけないことだと思った。
そんなの比べるものじゃないって、私自身が思ってることだから。
でも、そんな心配もいらなかった。
それは、即答だった。
『母さん』
思い出すたびに、涙がでちゃうイヤナコトなのに、今はなんだか穏やかな気持ち。
私の頭を優しく撫でてくれてる、ハギの手温かさのおかげなのかな?
「もう、4年前になるかな・・・」
いつの間にかに、話し始めてた。
私が21歳の夏。
それまで4年間付き合っていた人との同棲が決まった。
勿論、お互いの両親に挨拶を済ませ、結婚前提で。
彼は不規則な仕事だったから、部屋を決めるのも、家財を買い揃えるのも、全部私がひとりでやったんだ。
部屋が整っていよいよ、明日が入居っていう夜。
『・・・やっぱり、母さんから離れられない』
私は、明日から使うために食器を洗ってた。
気に入って買ったペアのグラス。
入居した日に、二人で乾杯しようねって、買ったグラス。
・・・・割れちゃった。
『でも、ここに住むことは了解済みだよね?お母さんも、カズも』
そこは私の実家に近い場所で、彼の家までは2時間くらいかかった。
だから、最初に全部話し合いをしたのに。
『なんか、今になって怖くなってきて・・・』
信じられなかった。
訳がわからなくなってきて、涙が止まらなかった。
私、あんなに頑張ったのに。
今までしてきたこと、全部を否定されたような気分。
『私とお母さんと、どっちが大切?』
聞いちゃいけないことだと思った。
そんなの比べるものじゃないって、私自身が思ってることだから。
でも、そんな心配もいらなかった。
それは、即答だった。
『母さん』


