「…~~っ!」
何もいい返せなくて
あたしは下唇を噛み締めた。
「…っあははは、やっぱり面白い」
「バカにしてるよね?」
だってかなり笑ってますよね!?
しかも吹き出し加減で!
「いや、小さくて面白いから」
…小さくては余計だ。
そんな時
「おーい、くそチビ」
振り向けばドアの所にダルそうに
よかかっている佐伯がいた。
「あ、佐伯。どうしたの?」
「は?お前学級委員だろ
遅いから呼びに来たんだけど」
…学級委員……?
あ!職員室行かなきゃなんだった!
「忘れてたあ~!!」
「もー、本当にしっかりしてくれよな」
