不良狼と兎姫

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気分で屋上の階段まで上っていた私は、誰も居ない事を確認して入った。



…寂しい。



そう思ったけど、振り切った。
だって、これからも一人で生きてゆくのに。

…バカみたい。

ちょっと、口にしたら涙が出てきて焦った。
涙をぬぐって、上を見たその時













「おい。」