不良狼と兎姫


そして、

私は。

一番愛しい人。

凪に出会う。

庶民の学校にしてよかったと

毎日思うの。

胸が苦しくなって、

急に、可愛い声にしたくなったり

顔を、可愛くしたい。と思ったり。

全部、全部

欲しくなった。

なのに、執事もメイドも口をそろえてこう言うのだ。

「顔も声も全て、これ以上可愛くなるはずありません。だって、世界一可愛いんですもの。」

嬉しいのだが、少し不安だ。