不良狼と兎姫


少し、困った顔を見せた後

「小学校、中学校は、限られた年齢の方しか、入れないんですよ?」

そう言った。

「じゃあ、高橋(執事)。お前は、入れないのか?」

「はい。」

迷いなく、返事をした執事を見て

「そっか。じゃあ、行ってやっても良い。選ばれた人間だ。」

そう言って、満足そうに笑った姫の顔を

高橋は、嬉しそうに笑った。