不良狼と兎姫

私は、君に抱き着いた。


「凪……!!」

後ろからだから、ビックリしたのか、体がビクッっと震えた。


「ど…して…」

私は、ぎゅうっっと抱き着いた。

「藍琉…俺……」






凪が言葉を発する度、私はぎゅうううっ と抱きしめる。