「ともかく!明日朝8時に正門集合!!いいな?」


ぶつぶつ文句をたれる黒川を見事にスルーして先生が言い切った。


職員室を後にし、気まずい下駄箱までの距離。


あやまるべき?
あやまるべきだよね?


「えっと、ゴメン」

「何が?」

「え?!いや…まきこんじゃって…」


しどろもどろな私に、黒川はまだ不機嫌そうな顔のまま


「じゃあ、これから二週間ジュースおごってね」


やっぱり意地悪そうに言った。