でも、まさかこんなに早く夢子姫と会うことになるなんて、夢にも思わなかった。





俺たちの大好きな愛子ママが先月亡くなった。





愛子ママが僕たちに残した手紙には、僕たち5人で夢子姫を助けてほしいと書いてあった。





僕たちが夢子姫を助ける?意味が分からないが、夢子姫を訪ねて、愛子ママが心配していたことが分かった。





小説家としては有名な人だが、家の中は散らったまま。





食事も睡眠もまともにとっていない。





見た目も女を捨てた、ジャージ姿。





愛子ママが僕たちに託した思いが、分かった。





だから俺たちは無理矢理、夢子姫との同居を決めた。