夢子姫下ろすぞ、司の声に自分がお姫様だっこされてたのに気づいた。





賑やかな食卓、あ、私は一人じゃないんだ。





「夢子姫おはよう。司兄に抱っこされてるいいな。僕一杯ご飯食べて早く大人になって、夢子姫を抱っこしたいよ。」





「司早く下ろして、郁也早く大人になるんだよ。そしたら毎日郁也に抱っこして貰う。」




郁也なんて可愛いだろ。





「夢子姫、マジに郁也の言葉とらない方がいい。郁也口先だけだから。」





本当なの佑真、こんな可愛い顔して、私をからかってる訳?





「佑真兄は黙ってて、僕夢子姫には本気だから。」





本気ねぇ、何処までが本気なのか分からない。