私の布団を剥がす司。





もう何する気、私は朝食は食べない。





「司、どうやって部屋に入ったの?」





「鍵あったから開けた。」





「鍵どこにあったの?」





「台所に掛けてあったけど。」





嘘。





「朝食は毎日6時に家族揃って食べる。俺と亮太はバイトに行くし、夢子姫起きないなら無理矢理にでも、「分かりました起きます。」




6時に朝食だなんてあり得ないんだけど。





これもお母さんの教育ですか?





それにしても眠すぎる。





よろけながら司の後ついて行くと、ひょいと抱き上げられた。





「軽すぎ、メシをしっかり食え、夏バテするぞ。バイト17時までだから、その後夢子姫の服買いに行く。」




やっぱ私の服買いに行くんだ。





夢であってほしかった。